義歯やインプラント治療によって口元・唇のしわなどが生じるケースが多々あります。原因は,歯の喪失により歯茎が弛み,口元がゆるむことにあります。そこで,お口元の気になる部分にヒアルロン酸を注入し,お口元の若さとハリをトータル的に患者さんへ提供する。これがヒアルロン酸による美容歯科です。
もともと人体の細胞と細胞の間に多く存在し、水分の保持やクッションのような役割で細胞を守っている物質で,自然に体内に吸収されるものです。ヒアルロン酸をお口元に注入した場合,個人差があるものの,平均で1年程度持続します。
| ほうれい線/マリオネットライン (鼻の下にハの字に伸びるシワ/口横から下に向かって下がるシワ) |
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| 唇 (唇の輪郭形成・厚く・アヒル口・口角上げ) |
| あご (シャープに尖らせる) |
わが国で現在(2008年4月)唯一販売認可されている,ボツリヌス毒素製剤。体の一部分に注入することによって,異常な筋収縮に伴う症状を軽減し,過剰な発汗やヨダレを抑えることが可能です。シワ取りの美容へも応用されています。2歳児以上の低年齢から注入が認められています。一方,持続期間はヒアルロン酸よりは短く3〜4ヶ月程度です。繰り返し注入することで,抗体ができて,治療効果が低下することもあります。
| 小顔、はぎしり防止 |
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| あごの梅干しシワ |
| ガミースマイル (笑った時に目立ってしまう歯茎) |