インプラントとは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、そこに人工の歯を装着することで、天然歯とほぼ同等の状態を回復する治療法のことです。「第二の永久歯」とも呼ばれる画期的な治療法で、人工歯根が、顎の骨と一体化するため、入れ歯のように、咬むと痛みが出たり、不安定な状態になることはありません。
また、ブリッジのように隣の歯を削る必要もありません。従来の入れ歯やブリッジとは違って、違和感や異物感に悩まされることなく、しっかりと噛める、自然で美しい「歯」を手に入れることができます。/p>
当院では、取扱いのZimmerDental社(米国)の「Screw-Vent」システムを使用しています。 「Screw-Vent」システムの特徴は、
歯科のみならず、医科のインプラント(人工関節等)において、世界のトップメーカーの製品であり、国内外での実績が豊富です。このことは、製品の信頼性につながります。
現在のインプラントの主流はパーツ間をネジで連結する構造になっていますが、「Screw-Vent」はこのネジが緩みにくい画期的な構造(Friction-Fit機構)を有します。このことは、パーツの破折防止にもつながり、安心してお口の中で機能する大切な特徴です。
手術方法や、最終的に装着する人工歯のあらゆる設計に対応するパーツの豊富さも特徴です。また、見た目の美しい歯の装着にも優れたパーツがラインナップされています。
メリット
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取り外しの必要がない。違和感がない。
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審美的である。
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残存している天然歯に影響を与えない。
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咀嚼力は天然歯と同様。食事の制限がない。
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発音障害が少ない。
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インプラントが顎の骨に直接力を加えるので、顎の骨がやせるのを防ぐ。
デメリット
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治療期間がかかること。
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外科的な手術が必要なこと。
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費用がかかること。
種類
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インプラント
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ブリッジ
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入れ歯
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写 真
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利 点
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自分の歯と同等の感覚で噛むことができる ● ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、残りの自分の歯を保護できる ● 周りの歯を傷つけない |
● 手術の必要がない | ● 比較的治療が簡単で短期間ですむ |
欠 点
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簡単な手術が必要 (歯を抜くのと同じ程度の簡単な手術) ● 症状の思い心臓病など特定の疾患がある場合、治療できないことがある。 |
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ブリッジを固定するために、周囲の健康な歯を削る必要がある ● 土台となっている歯に無理な力がかかる |
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異物感がある ● 食べ物が食べづらい ● 硬いものが食べられない ● 浮き上がる、外れる心配がある ● 舌感が悪い、喋りにくい |
見た目
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装着感
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かみ心地
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清掃性
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取り外しの
必要性 |
なし
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なし
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あり
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歯を削る
必要性 |
なし
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あり
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少し
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外科処置を行う間は、局所麻酔により痛みを防いでいます。
通常、その後は普通の鎮痛剤で十分です。
治療の範囲によって費用は違います。担当医にご相談ください。
はい。あなたの普通の歯と同じように咀嚼し、話し、笑うことができます。
はい。通常、プロのスタッフでなければ違いを見つけられません。
いいえ。健康状態のほうがもっと重要です。
もし、18歳未満であれば、体が成長し終えていることを調べる必要があります。
インプラントは世界中の臨床研究により、良好な審美性と確実な結果が記録されています。
それは、体にうまく受け入れられる金属だからです。チタンはインプラントだけでなく、骨折時に使うプレートや人工骨頭などでも用いられ、非常に生体親和性に優れている素材といえます。
状態にもよりますが、6-8回の通院が一般的です。
いいえ。新たに骨移植を行った場合を除いて、一時的な歯を使用することができます。
徹底的な毎日のブラッシングとフロッシングが大切です。
担当医、歯科衛生士がその方法を具体的に説明いたします。
ほとんどの方が、次の日に出勤できます。
止めることを強くお勧めします。喫煙は治癒過程に悪影響を及ぼします。長期予後を悪化させる可能性もあります。
普通の歯以上に変色することはありません。